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花へんろ 特別編 春子の人形



テレビ2018/08/04
CD2018/11/22

作 早坂暁
脚本 冨川元文
演出 平山武之
音楽 池辺晋一郎
主題歌 みんな夢の中/玉置浩二
語り 加賀美幸子

出演 坂東龍汰、田中裕子、芦田愛菜、
尾美としのり、中西美帆、佐久本宝、
山本圭、西村和彦、三又又三、斉藤とも子、
岡山天音、金井勇太、月船さらら、安藤一夫、
福島綱紀

(あらすじ)

作家・早坂暁(山本)は
彼が書いて来た作品の原点にある出来事を
執筆しようとしていた。

-昭和初期の四国・松山。

お遍路道に沿った商家「富屋」の軒下に、
人形と一緒に女の赤ん坊が置き去りにされていた。
生活苦のお遍路さんの子供だと思われた。

主人の勝二(尾美)と妻・静子(田中)は
その子を「春子」と名付け、
3歳の長男・良介=早坂の妹として育てた。

戦争が始まり、
16歳になった良介(坂東)は、
海軍兵学校に合格して瀬戸内の海を渡った。

13歳になった春子(芦田)にとって
良介は自慢の兄であり、
ほのかな恋心を抱いていた。

静子は春子に出生の事実を告げた。
「本当の兄妹ではない」と知った静子は
無邪気に喜んだ。

良介は道中の列車で
同級生となる前田賢太郎(佐久本)と出会った。
彼は東京で家族を亡くし、
日本の敗戦を予感していた。
彼は「三十八番札所」について聞いて来た。
そこへ行けば死んだ人間に会えると言われていた。

春子は良介に面会に行くが、
その途中に
広島で宿泊することになってしまった。
そして翌朝、原爆が投下され
音信不通になってしまった。

終戦後、故郷に戻った良介は、
その事を知らされて
静子と共に
春子を探しに広島を訪れるが、
すっかり変わり果てていた。

戦前と価値観がすっかり変わったことと、
春子を亡くした喪失感に苛まれる良介。

静子が小屋主である
「大正座」で公演していた
劇団の一員・イチ子(中西)のファンになった良介。
彼女に春子の面影を見ていたのだ。

二人は福岡に駆け落ちする。
イチ子の背中には空襲で負った
大きな傷があった。
また、自分の過去がきれいなものではないことを語った。

春子を思い出しては
守れなかったことを自責する良介。

良介の将来を思ったイチ子は愛想尽かしをする。

帰宅した良介は、
静子と共に三十八番札所に行くことにする。

3倍のご利益があると言われる
逆打ちで四国八十八か所を巡る母子。
途中、良介は
賢太郎とすれ違ったような気がした。

浜辺を歩くふたり。
良介は春子のことを考えながら歩いて来たことで
彼女が胸の中にいることを感じていた。
ふと見た先に
微笑む春子の姿が見えた。

(感想)

かつて連続ドラマだった
テレビ花へんろ の特別編。
静子は桃井かおり→田中裕子(2人は大の仲良し(爆))、
勝二は河原崎長一郎→伊武雅刀→尾美としのり、
良介(震一)は林泰文→西島秀俊→坂東龍汰、
花井靴院長はイッセー尾形→西村和彦、が演じていた。
内田也哉子が「小きりん」として
出演していたシリーズもある。
好きな作品だった。

2017年12月16日に亡くなった
早坂の追悼の意味もあったのかも知れない。

これぞNHKのドラマだな、と
昭和を17年、平成を30年生きて来た自分は思った。
これまで自分が見て来て
心をつかまれた世界の集大成である。

早坂暁と冨川元文という
名作を書き続けて来た2人の大ベテランのコラボ、
池辺の名作感を醸し出す音楽、
ロケーションの美しさ、
加賀美の語り、玉置の歌声、
すべてがプロの味。

新人・坂東が自然なさわやかさで好演。
いい役者になりそうな期待の逸材。
田中、尾美の実力派の演技も素晴らしい。

近頃の戦中モノに多い
「嘘だろ~」と思うようなツッコミ箇所もない。
声高に反戦を訴えずに
反戦を感じさせる描き方も好ましい。
主題である「うつくしむ」という精神も
しっかりと伝わってきた。

実力派の仕事が堪能出来る名作。
多くの人に注目して欲しい。

テレビオフィシャル・サイト



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主題歌

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