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海を感じる時

ポスタ

映画2014/09/13
CD2015/04/03

監督 安藤尋
原作 中沢けい
脚本 荒井晴彦
主題歌 泣くかもしれない/MOTEL

出演 市川由衣、池松壮亮、中村久美、阪井まどか、
三浦誠己、高尾祥子

(あらすじ)

高校生の恵美子(市川)は
授業をサボって新聞部の部室にいた時に
入って来た先輩の洋(池松)からキスを迫られる。
「女の体に興味があった。相手は誰でもいい。
君を好きなわけじゃない」と言われるが、
彼女は洋に身を預けた。

恵美子は避ける洋を追い続け、
体だけの関係でも繋がり続けようとした。

生理が遅れた時、洋は金で解決しようとした。

洋は進学のために上京し、恵美子は手紙を送り続けるが
その手紙を彼は送り返して来た。
それを見つけた、夫の死後女手ひとつで彼女を育てて来た母(中村)は
恵美子を激しくなじった。

勉強が手につかなくなった恵美子は受験に失敗するが
洋を追って上京し、花屋で働き始めた。

バイト(阪井)の中絶話に付き合う恵美子。

母が彼女を訪ねて来るが、その日にわざと洋もやって来た。
完全に無視する母。
母は家を出て寮母の仕事を始めると言う。


決して彼女の思いを受け止めようとしなかった洋だったが
気持ちに変化が現れ始めた。


恵美子は姉(高尾)に彼女の体のことを話した彼に憤る。
洋は彼女をなじった姉にそのことを謝罪させた。


酔った恵美子は飲み屋の客(三浦)と一夜を共にした。

恵美子はその事を洋に話し、激高した彼は彼女を襲うが
彼女の言葉に部屋を後にした。


恵美子は誰もいない実家に帰り、朝の海に佇んだ。

(感想)

原作は1978年に発表され、
作者が女子高生だったこともあって当時話題になったらしい。

すぐに映画化の話が出たが(主演は浅野温子だった模様)
作者が当時の日本映画界の風潮が嫌で拒否。

30年の時を経てついに映画化された、
んだとか。

脚本の根底に全共闘世代の匂いを漂わせ、
2010年代にATGしてみました、な作品。
あくまで私見ですが。

誰にでも愛される女になればなるほど
だめになってく私がいて
誰からも嫌われる女になればなるほど
強くなってく私もいる
あなたどっちがほしいのか
はっきりしてくれなきゃ
たまらないってつぶやいて
私泣くかもしれない
(作詞・下田逸郎)

↑中島みゆきのような唸り声で
これが流れるエンディングでも
それを感じずにはいられない。

自分らの年代では
打破されようとしていたセックス観を描いていて
すっかり古臭い感じがした。
当時はこういう女は珍しかったのかも知れないが・・・
今の人はセックスレスが多いらしいから共感するんだろうか。

セックスは
大したことではないのだが、
大切に考えないといけないこと
なのだと思う。

自分も10代の終わりにこういう経験はあった。
肉体関係込みの最初の交際って残酷だ。若いしね。
思い出すと胸がチクッとするような、
苦さのある甘い思い出になる。
観ていてそれを思い出した。
時間が経てば、
あれだけ大事に思えた人が
パッセージになってしまう、という感情とかね。
初恋の相手と一生を添い遂げられるのって
一番幸福だよな、と思ったり・・・

自分らくらいの年代だと懐かしい家屋、
これで70年代の終わり~80年代の初めだとがわかる。
学生時代の友達の下宿先や、
今はもうない田舎の家を思い出した。
それを感じさせるのは凄い。

三木聖子の
♪まちぶせを初めて聴いた(笑)

中村久美の好演が光った。

池松には男のモヤモヤ感を共有した。

市川は鎖骨のあたりが自分の、前述した関係の彼女に似ていて
生々しさを覚えた(笑)
ラストのアップがきれいだった。

カチンコオフィシャル・サイト



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